選考突破しパラリンピックも参加

Source: 福井新聞ONLINE

東京外語大ではサークル「ブラジル研究会」に所属する三都須さん(右)。リオデジャネイロ五輪での通訳ボランティアに意欲を見せている=7月、東京都羽村市の「はむら夏まつり」会場(本人提供)

東京外語大ではサークル「ブラジル研究会」に所属する三都須さん(右)。リオデジャネイロ五輪での通訳ボランティアに意欲を見せている=7月、東京都羽村市の「はむら夏まつり」会場(本人提供)

福井県越前市で生まれ育った日系ブラジル人3世の東京外語大2年生三都須マユミさん(19)=東京都府中市=が、5日開幕するリオデジャネイロ五輪とパラリンピックに、同大通訳ボランティアの一員として参加する。五輪では、日本の競泳選手らの通訳を担当する予定。「選手たちの思いが伝えられるよう頑張りたい」と抱負を語っている。

三都須さんは越前市で生まれ、武生西小、武生二中、武生高を卒業し、東京外語大に入学。国際社会学部でスペイン語を専攻している。

通訳ボランティアは今年2月、同大がTOEICで高得点の800点以上の学生を対象に募集した。インターネットを介したテレビ電話でリオ五輪組織委員会の面接を受け、三都須さんら2~4年生24人が参加することになった。このうち、五輪とパラリンピック両方に入るのは三都須さんを含め2人だけという。

五輪期間中、三都須さんは競泳などが行われる「オリンピック・アクアティック・スタジアム」に配属される。組織委からは、日本の選手に付き添い、レース直後の取材などで英語の質問を日本語に訳したり、選手のコメントを英訳したりする役割だと聞いているという。

日本競泳陣は男子400メートル個人メドレーの萩野公介選手や瀬戸大也選手らメダル候補も多く、その発言にも注目が集まる。「レース直後の通訳など緊張すると思うが、できることを精いっぱいやりたい。その上で楽しめれば」と話す。

7月上旬に越前市の自宅に帰省し、通訳ボランティアでブラジルに行くことを話すと、両親から激励された。ブラジル行きは武生西小5年の夏休み以来で9年ぶり。「両親の祖国で開かれる五輪に参加できて本当にうれしい。自分にとって大きな経験になると思う」と開幕を心待ちにしている。

 

ポルトガル語で話しましょう♪

  • 通訳:tradução
  • 選手:atleta
  • ボランティア:voluntário

Silvia in Tokyo

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