J-WAVE金曜11時30分からの番組「PARADISO」(ナビゲーター:板井麻衣子)のワンコーナー「BE BRASIL TASTEFUL LIFE」。5月13日のオンエアでは、世界的に評価が高まっているブラジル産のワインを紹介しました。
ブラジルでは6つの地域でワインが作られていて、その中でも一番の生産量を誇るのがウルグアイとの国境、ブラジルの最南端の「リオグランデ・ド・スル州」。この地で作られたワインが世界でも高い評価を受けるようになってきているそうです。
そこで、ワインジャーナリスト、西田恵さんにお話を伺いました。ワインの専門家から見てブラジルワインはどんな評価なのでしょうか?
「驚いたのは、白、赤、スパークリングワイン、それぞれに完成度が高かったこと」と西田さん。まず西田さんに白ワインについて聞いてみると「ソーヴィニョン・ブランという品種が主に作られているんですけど、ニュージーランドやフランスのロワール地方で有名な品種で、それぞれの産地の良いところを足して2で割ったような美味しさです」(西田さん、以下同)
次に、シュラスコなどのお肉に合う赤ワインについて。
「チリやアルゼンチンだと濃くてパワフルで果実味がしっかりしていて…というイメージですけど、ブラジルはこの品種を使っていてもエレガントに仕上がっていました。さらにアルコール度数も13度前後と高くなく、飲みやすくエレガントなスタイルが多かったです」
西田さんによれば世界的に、パワフルなワインの時代は終わりつつあるそうです。そういう意味でもブラジルのワインは果実味も強すぎず、フルーティで飲みやすくて受けているのだとか。さらに値段も安く、「チリやアルゼンチンのワインはコストパフォーマンスの良さから日本に入ってきたんですが、ブラジルも十分対抗できます」とのこと。
最後にスパークリングワイン。実はブラジルのワインで最も評価が高いのが、このスパークリングワイン。
「世界的にも人気で、特に日本の市場で伸びてきています。フランスのシャンパンと同じ品種を使い、シャンパンと同じ方法で作られているんですけれど、酸味がすごくしっかりしていて、熟成期間が長いものはコクもあって本当に品質的にすごく高いものが多かったです」
ヨーローッパのワインコンクールでも何度も入賞を果たしているそうです。板井も「華やかなスパークリングに、飲みやすい陽気な白ワイン、そして、穏やかでエレガントな赤ワインと、今後さらに評価が上がること間違いなしのブラジルワイン! 試してみてはいかがでしょうか?」 とおすすめ。
注目のブラジルワイン、今夜ぜひ試してみてください。
Source: J-Wave News
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ポルトガル語で話しましょう♫
- 赤ワイン:vinho tinto
- 白ワイン:vinho branco
- アルコール度数:grau alcoólico
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