日本の外務省、リオ五輪で渡航予定の邦人に呼び掛け

Source: 毎日新聞

 

リオ市長が自身のフェイスブック上で「ポケモンGO」のサービス開始を訴えた際に掲載したイラスト=リオ市長のフェイスブックから

リオ市長が自身のフェイスブック上で「ポケモンGO」のサービス開始を訴えた際に掲載したイラスト=リオ市長のフェイスブックから

スマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」が、ブラジルで近く配信される見通しとなった。五輪開幕を目前に控えるリオデジャネイロ市でも関心は高く、市長や出場予定の選手たちも配信を心待ちにしている。一方で、日本の外務省は「ブラジルで歩きスマホは、とにかく危険」と渡航予定の邦人に呼び掛けている。

リオ市のエドゥアルド・パエス市長は13日、観戦者に楽しんでもらえるよう、ポケモンGOのサービスを開始してほしいとフェイスブックで訴えた。ツイッター上などでは、サービス開始を望む五輪出場選手の書き込みも散見される。

ポケモンGOを手がける会社、ポケモン(東京都)の広報担当者は、ブラジルでの配信開始時期を「未定」としつつ「早期配信を望む声があることは把握している。技術的な課題がクリアでき次第、開始する」とコメントした。リオ市では真偽不明ながら、31日にも配信が始まるとの情報が飛び交っている。

日本の外務省によると、リオ市では昨年、8万1000件超の強盗事件が発生し、人口比の発生率で日本の約660倍に当たる。換金性の高いスマホを路上で奪われる被害が目立つ。

五輪開幕が近づくリオ市の幹線道路では、警戒に当たるパトカーや軍関係の車両が増えている。しかし、7月に入ってからも市街地で路上強盗が相次ぎ、邦人がスマホを奪われる事件も起きた。

ブラジルは、治安が極端に悪いファベーラ(貧民街)が各地にある。発砲を伴う強盗事件も珍しくなく、ブラジル人も居住者以外は安易に足を踏み入れない。こうした地域に、希少な「ポケモン」が登場し、観光客が迷い込む恐れがある。

在リオ日本総領事館は、スマホやカメラ類は可能な限り、かばんに入れて外出するよう呼び掛けてきた。担当者は「五輪開催中ともなれば、レアなポケモンが登場することへの期待感も手伝って、スマホ片手にリオの街をぶらつく人が続出しないか心配だ。十分に注意を払って」と話す。

 

ポルトガル語で話しましょう

  • 歩きスマホ:caminhar vendo o smartphone
  • 危険:perigoso
  • 呼び掛け:aviso, advertência
Silvia in Tokyo

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