Source: 読売新聞

ゴールボール女子1次リーグ、ブラジル戦の後半、力強い投球をみせる安達阿記子選手(左)(9日)=原田拓未撮影

ゴールボール女子1次リーグ、ブラジル戦の後半、力強い投球をみせる安達阿記子選手(左)(9日)=原田拓未撮影

音が頼りのゴールボールで、会場の声援がやまず、パラリンピック女子日本代表チームが困惑する一幕があった。

9日に行われた対ブラジル戦。ブラジル選手がシュートなどをするたび、大声援がわき起こった。ゴールボールでは、球の鈴の音と味方の声が頼りだが、すべてかき消された。このためアナウンスとボードで、観客に静かにするよう求めたが、競技中の声援は最後までなりやまなかった。

声援が直接の原因による失点はなく、試合は2―1で日本が勝利した。日本代表の市川喬一ヘッドコーチは試合後、「20年近く関わっているが、こんなにうるさいのは初めて」と怒り心頭。「声が聞こえず、味方同士でぶつかってしまって選手の安全が守れない。国際競技連盟に状況を伝える必要があるかもしれない」と強く非難した。

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